豆乳に添加物を入れないいわゆる無調整豆乳として販売されているものの中には、豆腐ができると表示しているものもあります。また、大豆から豆乳を絞った残りの固体はおからとして親しまれています。
豆乳をじっくり加熱すると、表面にできる薄皮が、ゆば(湯葉・湯波)で、これを引き上げて、おもに吸い物の具として使ったり、刺身のようにそのまま醤油などをつけて食べたりします。
豆乳は、牛乳に匹敵するほど豊富な栄養素を含んでいます。もちろん、植物性の豆乳と動物性の牛乳とでは含有成分が異なります。例えば、カルシウムは、豆乳よりも牛乳のほうが約7.3倍程度多く含まれています。さらにビタミンAは、豆乳には含まれていないようです。
しかし、たんぱく質の量は豆乳の方が1割弱ほど多く含まれています。そして、豆乳は、鉄分、カリウム、マグネシウムなど普段摂取するのがなかなか難しい、ミネラル類をたくさん含んでいます。
特に鉄分に関しては、牛乳の約10倍、マグネシウムは約2倍も含んでいます。鉄分は女性に多い貧血に効果があり、マグネシウムは、体の機能を正常に保つとして今注目のミネラルです。
豆乳に含まれている脂肪は植物性のため、牛乳のようにコレステロールを含んでいません。豆乳の脂肪は、不飽和脂肪酸で、リノール酸、リノレン酸とよばれる必須脂肪酸です。動物性脂肪の取り過ぎからくる血管に付着したコレステロールを減らす働きをします。
豆乳に含まれるイソフラボンはフラボノイドの仲間で、ダイゼイン(daidzein)、グリシテイン(glycitein) 、ゲニステイン(genistein)などで、これらは、更年期障害や心臓病、がんなどに有効であることが知られています。
豆乳には毛細血管の血行を良くするビタミンE、皮脂の分泌を抑えにきび・ふきでものに効果があるビタミンB2、タンパク質の代謝を促すビタミンB6、など「美容ビタミン」といわれているビタミンB1、B2、B6、ビタミンEを含んでいます。ビフィズス菌の働きを活性化するオリゴ糖もたくさん含んでいます。
豆乳の摂取カロリーは、100gあたり、46kcalあります。牛乳よりも低カロリーですが、多量の摂取はカロリーの摂り過ぎが心配されます。イソフラボンの摂り過ぎと合わせて過剰摂取には注意したいところです。
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