はげは、男性ホルモンのテストステロンが酵素の5αリダクターゼと結び付いてできる、ジヒドロテストロン(DHT)という男性ホルモンによって引き起こされるとされています。
5αリダクターゼ(酵素)のタイプには、1型5αリダクターゼと2型5αリダクターゼの2種類あることが分かっています。1型5αリダクターゼは、頭皮の皮脂腺にたくさん存在しています。髪の毛をつくり出し活発に成長させるとされる毛乳頭には、タイプ2型5αリダクターゼが存在します。
プロペシアとノコギリヤシは 、どちらのタイプに対してもテストステロンとの結合を阻害する働きがあることが確認されています。つまり、はげを作り出す男性ホルモンであるジヒドロテストロン(DHT)の生成を阻害してくれるわけです。これによって脱毛を抑制できるとされているんです。
ところで、「DHT」が過剰にあるところでは、NF-κBが活性化していることが分かりました。そこで、、NF-κBの活性を抑制する効果のあるパルテノライドを投与したところ発毛したという報告が続出し、現在サプリメントとして市販されています。
パルテノライドという物質は、フィーバーフュー(Tanacetum parthenium、ナツシロギク、夏白菊)というハーブの主成分です。ナツシロギクは西アジア・バルカン半島原産の観賞用・薬用として栽培されるキク科の多年草(ハーブ)で、ヨーロッパや北米などでは野生化したものが見られます。欧米では古くから偏頭痛や発熱・めまい・リウマチ性関節炎に効果があるハーブとして愛用されてきたものです。
パルテノライドに乳がんの転移を抑える働きがあるとしたアメリカの論文をもとに、阪大医学部がマウスを使用した実験でその効果を確認し、同時にリウマチの炎症を抑える効果も確認できたので、関節痛の人に試飲してもらったところ、毛の薄い頭部から産毛が生えたとの報告が相次いだのが、そもそものきっかけです。その後の研究で、NF-κBの活性についての研究成果があり現在に至っているわけです。
パルテノライドの摂取量は、阪大のマウスでの実験では、体重1kgあたり888mgを摂取した場合はほとんど効果が無く、1/4の量(約222mg)で劇的な効果が見られたとされています。現在のところ、アメリカ産ナツシロギクを原料にした0.8%のパルテノライドを含む320mgのカプセルを1回2錠、1日3回服用することを推奨しているようです。
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